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続々・ツバメ物語。巣立ち篇

8月も残すところあと1日。


今年は『平成最後の夏!』みたいな言葉をよく聞きましたが、
みなさま、この夏、いかがお過ごしでしたでしょうか?


ワタクシは、小旅行に行ったり、お盆に甥っ子たちと花火したり、同級生と会ったり、大掃除したり、いつも通りの暑くて楽しい夏でした。


夏の終わり、学生サンは宿題が気になる季節ですが、卒業してからウン十年経ったワタクシも、今年はそんな心持ち。
それは、とっくに巣立ったツバメたちのご報告が出来ていないこと。
『平成最後の夏』がこの歳で、宿題に追われる夏になろうとは。
これはしっかり終わらせなければ!


ツバメの夫婦が、カフェの玄関のペンダント・ライトに巣を作って卵を産んだのが6月初旬のこと。
その後、ツバメ達、頑張って卵を温めて、巣からヒナが頭をひょっこり出してくれたのが、6月も終わる頃でした。
ここまでは、すでにご報告済み。


その後、7月が始まると、ヒナたちが元気に、お決まりのおねだりポーズを見せてくれるように。



日々成長著しく。



巣にぎゅうぎゅう。



産毛もすっかりなくなり。

親鳥と見間違えるほど、ヒナたち、大きくなりました!
巣の淵に止まれるようになったんだーと見ている間に、飛ぶ練習をしに外へ飛んでいってしまいました。
そして、戻ってこない。
豪雨のあった一週間後のこと。巣立ち第一号でした。


そして、次の朝。巣には誰も居なくなってました。
あっけないほどの巣立ち。
成長も巣立ちも喜ばしいことだけど、あっけなさ過ぎて、寂しいもんだね・・・なんて言っていると、窓の外の電線にツバメが一羽。

お父さんツバメかな?と思っていると・・・



なんだか集まって来ました。
うちから巣立ったツバメ一家?
と思っていると・・・



どんどん増えてゆき、まるでツバメの一族郎党。



その直後、あれほどそのあたりを飛び回っていたツバメを目にしなくなりました。
電線にツバメの一族郎党集まっていたのは、旅立ちのセレモニーだったのでしょうか?
ヒナたちが巣立って一日二日しか経ってないのに、人間の子供で言えばよちよち歩きなのに、ヒナたちは南の国への旅立って行ったのかと思うと、野生の厳しさを思わずにはいられません。
あのヒナたち、本当にまだ飛ぶのがへたくそで、ツバメらしくスーーーっと飛べずに、パタパタパタと羽を一生懸命バタつかせながら何とか飛んでいたのに、もう渡りの旅に出ないといけないのか・・・
どうかどうか、みんな無事に南の国に辿りつけますように。祈るばかりです。



ツバメ一家が去っていった後の巣に卵が一個。ぽつんと残っていました。

そう、確か卵は5個あったはずだったのに、目視できるヒナは4羽しかいないような気がしていました。
残念ながら、1個は孵らなかったようです。
孵らなかった一個ちゃんの分も、4羽の兄弟たち、元気で頑張って生きて欲しいなぁと思います。


1ヶ月半ほどのツバメ達との同居生活。
日々の成長を間近で見られて、わくわくと楽しい時間でした。
彼たちが旅立った後は、ちょっとツバメ・ロスになったくらい。
来年、彼らとの再会を願って。。


      【完】


ツバメ物語【完】!
私の『平成最後の夏』も、これで【完】!
良かった、間に合った。


そうして、明日からweekend cafe、通常・週末営業です!
夏休み最後、いえ、平成最後の夏休みの最後の週末、みなさまのお越しをお待ちしております☆