quatre-quarts + weekend cafe 日々のこと

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続・ツバメ物語。

ツバメのその後です。


ツバメは可愛いけれど、心配なのは、ツバメのフン害。
このフン害は親鳥ではなく、ヒナによるものだということを、私は以前目の当たりにしたので知っています。
巣に鈴なりになって大きな口を開けたヒナたち。
可愛いなあと見ていると、その中の1羽がおもむろに方向転換。尾っぽを巣の外に出したかと思うと・・・プリッ。
なるほどねー。自分の居住スペースを汚すのは嫌だもんねー。
誰が教えたわけでもないだろうに賢いもんだ、と妙に関心したのでした。
そして、近い将来、うちのカフェの玄関でも同じことが起こるわけで。
これは早急に、ヒナが生まれる前に対策をしておかなければ。
ということで、巣のあるペンダントライトの下に、ハンモックのように布を設置することにしました。



この布の四隅に紐をつけて、紐の端を天井につけて設置完了。
下からこの絵が見えるので、お客様へ「ツバメの巣、ありますよ」のメッセージ。
フン害対策完了と、悦に入っていた母と私ですが、ツバメの夫婦は気に入らなかったようで、設置の最中から夫婦で何度も抗議しに来ていました。
そして、最後には、



閉店後のカフェ店内に侵入し、居直っての抗議。


手を近づけても動きません。怒り心頭のご様子。
なんとか店内からは退去していただいたものの、抵抗して巣に近づかなくなってしまいました。
何がそんなに嫌なのか?
妹いわく、その絵が怖いのではないかと。カラス脅しの原理で。そんなに何か書きたいのなら、平仮名で「つばめ」と書いとけば、とも。
何か書きたいわけではなく、対策をしたいだけなんですけれども、このまま親鳥が巣に近づかず、卵を温めなくなるといけないので、せっかく設置した布は撤去。
どこで見ていたのか、撤去したとたん、巣に戻ってきてまた卵を温め始めたツバメ。
そっちもやれやれだろうけど、こっちもやれやれだよ、と言いたい。


そんな攻防があった翌週。卵を確認してから約2週間後のこと、卵の殻だけが下に落とされてました。



そして翌日もまた1個。
ヒナ、無事に孵っているようです。一安心。


一安心だけど、対策をせねば。ということで、


今回はシンプルに。
初めはちょっと抵抗して来ましたが、今回のはお許しが出ました。


卵が孵ったのは確認出来たものの、一週間経っても巣の外にヒナが見えない。そのまま死んじゃったのじゃないか・・・と心配になってきたある日。



ひょっこり。まだ弱々しいけれども、頭に毛を生やしたヒナを確認できました。口を大きく開けてえさをねだるお馴染みの姿にはまだ程遠いけれど、ちゃんと無事に育ってます。


という訳で、カフェご来店の際には、頭上、ツバメの「落し物」にはご注意くださいね。